はじめに
AO-CHU(青酎・あおちゅう)造りは、青ヶ島の文化なのです。
芋と焦がし麦の薫りがつんと鼻腔をくすぐるクセのある酒。
杜氏たちがそれぞれの造り方で醸した味は個性があり、年によっての味のブレもある。
だからAO-CHU(青酎・あおちゅう)は大量生産できず、流通に乗せることもできず、
「通」の間で密かに好まれてきました。
その味と風味は、青ヶ島の人々が代々受け継いできたもの
http://ao-chu.com/culture
青酎公式サイトはこちら
青ヶ島酒造を青ヶ島の人はみんな酒工場(さかこうば)と呼んでいるのですが、なんだか観光の方に話しても伝わらないというかハテナの顔になっていることに最近気づきました。「さかこうば」って音だけ聞いたら坂?島の地名?なに?ってなりますよねたぶん。
酒蔵ってひとつの杜氏さんが持ってるものだと思うんですが、青ヶ島の酒工場は青酎の杜氏みんなが共用しているのです。
では本題へ…
青酎を買いたい!でもどれが良いのか分からない!
そういった方向けに青酎の試飲会があるのです。
ただ青酎講座をしてくれる奥山さんが忙しい方なので予約制、時間厳守です。
青酎の杜氏は全員、普段は民宿や食料品店やガソリンスタンドを経営していたり、建設業だったり、農業だったり牛を飼っていたり……つまり、スーパー兼業杜氏です。
私も初めて参加してきました!
青酎の歴史、作り方など分かりやすく説明してもらって、改めて青酎って本当に珍しい、面白いし奥深いものなんだと再確認。
天然の菌を使っている事が何よりスゴイ!絶対に青ヶ島の環境でしか作れないお酒なんだね!青ヶ島の気候、湿度、温度、自然、全部が青酎に詰まってると思うとロマンチック(?)ですね。
ほとんどの青酎が天然麹、天然酵母で造られています。もやしもんって漫画あるじゃないですか、あれで菌が浮遊してるイメージがあったのですんなり理解しましたよ。
本当にしっかり説明して頂き、とっても勉強になりました。(想像以上にお勉強なので気合いを入れて臨むべき!)
特別に工場内も見学させてもらいました。各樽をそれぞれの杜氏が管理しています。この日は11月中旬でちょうど今年の青酎が仕込んでありました。
コープの宅配 公式サイトはこちらいよいよ試飲!
お勉強が終わったらいよいよ試飲!個性豊かな各杜氏の青酎を飲み比べました。下記のメモは分かりやすいものを抜粋。他にもたくさんあります!種類多くて自分でメモしてもよくわからなくなったり、、
- あおちゅう【広江末博】は古い酒に毎年新酒をブレンド。飲みやすい。
- あおちゅう【恋ヶ奥】は麦焼酎!炒った麦の香ばしい香り。
- あおちゅう【広江清二】は甘く感じた。
- あおちゅう三年古酒【菊地正】おいしい!まろやか。
- あおちゅう【奥山晃】毎年新酒!芋の香り!
香ばしさや酸味、甘さなどそれぞれに良さがあり、自分のお気に入りを見つけられます。度数高めなのでちょっと酔います。
私が何を選んだかは…秘密です。
いつもは必然的に身内の青酎ばかり飲んでいるので、他の杜氏さんの青酎はなかなか飲む機会がないので新しい発見ばかりでした。(新宿の青ヶ島屋では色々飲んだような気もするけど結果酔っ払って覚えてない)
はなたれも試飲させてもらいましたよ!超超希少なお酒…!詳細はこちら↓
「青酎特区」により原酒初垂れ(はなたれ)の島内限定での提供
青ヶ島でしか飲めない「初垂れ(はなたれ)」は青酎の製造過程において、最初に生成されるアルコール度数60度の原酒。特区法特例により島内でのみ少量製造・販売が可能。アルコール度数はもちろん、香りや旨味も最上級。青ヶ島酒造、居酒屋もんじ、民宿かいゆう丸で提供。
ぜひ青ヶ島に来たら自分だけのお気に入りを見つけてみてくださいね〜!
コメント
これは行ったら参加したいですねぇ!